不安症(KKK症状別リンク集)

不安症は不安障害の新しい呼び名であり、パニック障害がパニック症、社会不安障害が社交不安症といった形で呼ばれています。
他のページでも書かせて頂きましたが、今は精神療法の学派やアメリカの医学会の診断基準(DSM-Ⅳ)によって、もともと神経症と言われていた症状が新しい名称で呼ばれるようになっています。
そして、不安症も、この1つだと考えて良いと思います。
ですから、実質的にはノイローゼや神経症、不安障害と同じ症状のことだと受け止めて頂いて良いと思います。
最近は日本不安症学会と呼ばれる学術団体も出てきていますが、不安症を神経症よりも広い範囲に定義しているサイトも中にはあるようです。
しかし、不安症が不安障害と同じ意味で用いられているのであれば、神経症よりも広い範囲の病態まで含めてしまうのは行き過ぎのように感じます。
不安症の場合も神経症の場合と同様に「予期不安」が基本的な特徴になると思いますが、パーソナリティー障害や、うつ病、ひきこもり、リストカット、自傷行為、アルコール依存、ギャンブル依存、薬物依存といった症状の場合には、「予期不安」は、それほど強くないのではないかと思います。
ですから、これらは不安症の定義から除外して考えた方が良いのではないかと感じています。

1) Web森田療法図書館
不安症(パニック障害)関係の図書についての説明。

 

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