慢性疲労症候群(KKK症状別リンク集)

慢性疲労症候群は倦怠感などを毎日のように感じてしまう悩みです。
倦怠感や疲労感を感じるということは誰にでもあることですが、特に病気がないにも関わらず長い期間、感じるという場合は慢性疲労症候群の可能性が高くなると思います。
つまり、原因不明の疲労感や倦怠感が半年以上続くような場合だと言って良いと思います。
微熱とか痛み、睡眠障害を伴うことも多いと言われています。
ただ、これらも普通神経症や全般性不安障害の場合の特徴的な症状ですから、慢性疲労症候群も神経症や不安障害に含まれる症状だと考えて良いのだと思います。
なお、今は認知行動療法や温熱療法、薬物療法といったもので対応されることが多いと思いますが、これらはいずれも倦怠感や疲労感といった慢性疲労症候群の症状だけに目を向け、これを取り除こうとする方向のものですから、森田療法の立場からは誤った方向の対応ということになってしまうのです。
ですから、この方向では根本的な改善には結びつかないと思います。
つまり、慢性疲労症候群の原因である疲労感や倦怠感に対する「とらわれ」が解消されることで根本的な改善に結びつくのだと思います。
そして、このためには症状だけに目を向け、これを無くそうとするのではなく、森田療法の考えに沿って目的本位に行動していくことが大切になってくるのだと思います。

 

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