広場恐怖(KKK症状別リンク集)

広場恐怖は不安神経症やパニック障害に含まれる悩みです。
広場というと公園などの広い場所をイメージしてしまいますが、広場恐怖というのは、不安発作やパニック発作が起こった場所という意味になります。
ですから、電車や飛行機の中とか、駅などの人ごみ、高速道路上を運転している時の車の中、美容院や歯医者さんの座席、といった場所になります。
このような以前に不安発作やパニック発作を起こしたことのある場所に対して不安や恐怖を感じ、これを避けてしまうのが広場恐怖だと言って良いと思います。
広場恐怖の症状が軽いうちは、まだ、特定の場所さえ避ければ外出する事が出来るのですが、症状が重くなってくると、家から一歩も外に出られないという状況になってしまうものなのです。
「ひきこもり」と言われている状態になっている人の中には、この広場恐怖が原因になっているものも多いのではないかと思います。
そして、こういう状況になっている時は、家族とか親しい人と一緒でないと不安で外出できないということになっているものなのです。
このため、会社とか学校に行けなくなってしまう人も多いようです。
そして、今は広場恐怖の場合も、精神科の病院などではパニック障害治療薬といったもので対応していることが多いと思います。
しかし、これは抗うつ薬の一種に過ぎず、一時的に空元気を出すだけの効果しかありませんから、広場恐怖の根本的な解決にはならないものだと思います。
ですから、他の神経症の場合と同様に精神療法的なアプローチが必要になってくると思います。

1) 東京慈恵会医科大学附属第三病院
広場恐怖を初めとした神経症治療のための医療機関のサイト。

 

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