雑念恐怖症(KKK症状別リンク集)

雑念恐怖症は勉強や仕事をしている時に別のことが頭に浮び集中できない悩みです。
勉強や仕事をしている時に雑念が浮んでしまうということは、誰にでも、たまにはあるものだと思います。
しかし、完全欲の強い神経質性格の人の場合、どんな時でもけっして雑念が浮んではならないという「かくあるべし」の考え方をしていることが多いものなのです。
しかし、こういう考え方をしていると、何かの拍子で雑念が浮んだ時に、これは困った、良くないことが起きたと感じてしまい、雑念を無理に無くそうとしてしまうものなのです。
しかし、これは感情を意志の力で変えようとする不可能を可能にしようとする努力になってしまいますから、逆に、余計に雑念が気になるようになってしまうのです。
そして、この繰り返しの中で雑念に対する「とらわれ」が出来てしまった状態が、雑念恐怖症だと言って良いと思います。
ですから、これも不完全恐怖などの強迫神経症に近い症状だと考えて良いと思います。
また、森田療法の学習をしていく中で、100%完全は現実にはあり得ないことであるという事実を自覚することが出来るようになれば、少しずつ雑念に対する「とらわれ」も薄れてくるものなのです。
そして、こうなれば症状も改善してくると言って良いと思います。

1) あなたの悩みとは<神経症の3つのタイプと症状>
雑念恐怖症など神経症の症状についての解説。

 

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